うつの軌跡(5回休職した銀行員の復職体験記)

とある銀行で働いていた私は、ある日、うつになりました。5回の休職&3度の自傷行為を経験しながら、復職に向けて必死にもがいていた日々の記録を書き連ねていきます。このブログは「こうすればウツが治る!」ということは書いていません。経験者誰もが強く実感する通り「うつ病を治す魔法の杖はない」のです。それでも自分の体験(特に躓きやすいところ:うつの地雷)や向き合い方をシェアすることで一人でも多くの方の参考になればいいな、と考えています。

【4】<参考>休職期間の過ごし方-1(STEP 1~3に分けてみる)

当サイトをご覧いただき、ありがとうございます。

 

前章までの部分で私が初回の休職に至る経緯をご説明しました。いきなり重い内容で恐縮です。続きでは過去の私が「はじめての休職」をどのように過ごしたのかを振り返っていきますが、ここで一旦、お役立ち情報的なトピックスを挟みます。

大半の方にとり「休職」というのは未知の領域だと思われます。「明日から〇か月、ゆっくり自宅療養してください」と上司や人事担当者から言われて、どのようにすれば良いのか途方に暮れる方も多いのではないのでしょうか?

 

よくあるパターンとしては以下の過ごし方が多いようです。

 ●休職期間中、ずっと寝たまま療養する

 ●(ある程度、体力が回復したら)好きな映画を見たり読書をする

 ●(ある程度、体力が回復したら)図書館で資格や業務関連の勉強をする etc。

 

個人の体調やウツ症状の状況により完全にケースバイケースなので、単純にどれが正解でどれが間違っているとは言えません。そもそも「何もしたくない、何も考えられない」という方が、私自身も含め大多数だと思います。

ただ、貴方が「復職」および「ウツを二度と再発させない」というゴールを真剣に考えているならば、戦略的に休職期間を過ごす必要があるのではないでしょうか?

 

以下は私がウツ関連の多数の書籍等を参考に、自身の実体験に基づき整理した「休職~復職までのステップ」の考え方です。

これが万人に適用できるとは言いませんが一つの参考情報として気楽にご覧下さい。次からご説明する情報を叩き台にして主治医と相談しながら、ご自身の休職期間の過ごし方を考えていくことをお勧めしたいです。

 

STEP1「休養期」  (目安 1~2か月)

STEP2「回復期」  (目安 2~3か月)

STEP3「復職準備期」(目安 1~2カ月)

 

上記の目安期間はあくまで参考程度に捉えてください。それぞれの方の状況(ウツ症状・職場環境・経済的余裕など)により、上記の目安期間よりも大幅に前倒しor後ろ倒しになる場合は多々あります。「3か月」などと休職期間が決まっている場合も多いです。また、一般的に初回の休職では短く、再発を重ねるごとに長くなる傾向があるようです。

★各ステップの詳細は、次章以降でご説明します。

 

以上